再生パソコンとは、新品パソコンと中古パソコンの「いいとこ取り」をしたパソコンです。

法人用パソコンの内蔵部品の一部を新品に取り換えることで、性能は新品に近づけながら、価格は中古と同じくらいに抑えています。

中古パソコンは「ふるくて遅いパソコン」というイメージを持たれがちですが、再生パソコンにはそんな心配はいりません。

どんなパソコンでもそうですが、もちろんメリットとデメリットがありますから、包み隠さずご紹介します。 

なにより価格が安いことが、最初のメリットです。

パソコンの値段は、家電店の新品で数万円から20万円台までいろいろです。

再生パソコンは、法人用新品の20～30万円台のものを、低価格で手に入れることができます。

いわゆる「型落ち」ということになりますが、数年程度前の機種で、SSDへの交換やメモリ増設が行われていれば、快適に動きますから問題ありません。 

古いパソコンの記憶装置は「ハードディスク」と呼ばれるもので、起動に1分以上はかかっていました。しかし、現在新品で販売されているパソコンのほとんどは新型の「SSD」を搭載しており、起動に10秒程度しかかかりません。その他のアプリやインターネットの動作もサクサク動きます。

再生パソコンでも、SSDに交換されているものを選ぶと、起動が早く、ストレスなく利用することができます。

再生パソコンのほとんどは、ノートパソコンで最大級の画面サイズである15.6インチです。

家庭や職場で使うのであれば、大きい方が見やすいし、キーボードの操作もゆったりで快適に使えます。

また、画面はギラツキや蛍光灯などの映り込みを抑える非光沢タイプですから、目にやさしいことも安心できますね。

再生パソコンは、もともと法人用の高級機です。熱がこもったり、機体が曲がったりすることを避けて、故障ができるだけ起きないように耐久性を優先しているため、どうしても厚みと重量感があります。色も黒がほとんどでカラフルとはいえません。

もともと持ち出し用ではなく、机の上で使うことを前提に作られていますので、このデメリットは、逆に、丈夫で長持ち、画面やキーボード面が大きいといったメリットの裏表になっています。

新しいパソコンほど、薄く軽くスマートになっています。また、そのほうがSNS映えすることもあって、販売店では新品の主流になっていますが、あまり安価なものはおすすめできません。

清潔に使用していただくため、機器のクリーニングを行っていますが、小さな傷まで消すことはできません。

また、キーボードもていねいにクリーニングしたため、文字の表示が少し欠けてしまったりすることもあります。

そもそも目立つ傷があるものは、整備前にはじいてしまいますが、多少の傷やこすれはご容赦ください。

中古パソコンの宿命で、ほとんどの場合、バッテリーは新品のときに比べて持ちがわるくなっています。そのため、電源ケーブルを差して使うことを原則としてください。

まったく充電できないということはありませんが、個体差が大きいため、実際に使ってみて確かめるしかないというのが正直なところです。 

ですから、モバイル用に小さめの中古パソコンをさがすときには、バッテリー残量があると明記されていることをご確認ください。あるくのモバイル用再生パソコンは、十分なバッテリー容量があることを確認しています。

故障したときに修理や交換を行うパソコンの保証期間は、新品で1年、中古で2週間から数ヵ月がふつうです。

あるくの再生パソコンは、1年から2年半の長期保証をお約束しています。ほとんどの場合、修理箇所を直すのではなく、より長くお使いいただくために交換をおすすめいたします。

さらに期間終了後でも10年間は、購入時価格の半額で交換できる特別保証を用意していますが、保証料は無料です。

製品に自信があるからこその、国内でも例のないしくみです。

クリーニング作業は、障がい者のみなさんにお願いしています。ねばり強い性格の人が多く、時間をかけてていねいな作業の結果、他社に比べて、圧倒的にきれいで清潔な再生パソコンを提供できています。

また、新型コロナ感染症対策として、発送の直前には除菌クリーニングを行ってから出荷しています。

専門家でも1時間以上かかるパソコン使用開始時の「初期設定」を済ませていますから、電源を入れればすぐに使い始めることができます。

また、パソコンの動作を遅くしてしまうような、必要のないソフトは入れておりません。

ウイルスソフトは、Windows標準の永久無料ソフトが入っていますので、有料ソフトを入れる必要がありません。

→さらにくわしくは、【ここだけの話】初心者とベテランのためのシンプルパソコン

使用済パソコンのデータ消去、回収から、再生パソコンの製造、販売を、東北地方のなかで循環できるしくみを構築しています。だから、地産地消の再生パソコン。

また、使用済パソコンのほとんどは、独自の基準ではじかれて、再生パソコンには使えませんが、これらも障がい者のみなさんの分解分別作業によって、部品の再活用や貴金属、希少金属などの資源に生まれ変わります。